タイ政府は4月2日、新型コロナウイルス蔓延を食い止めるため、タイ全土へ外出禁止令を発令しました。これにより本日4月3日から、午後10時~午前4時までの外出は禁止となります。3月26日に非常事態宣言が出されており、それに基づく対応です。
今回はこれまでの外出自粛要請とは異なり、命令なので強制力があります。違反者は処罰の対象となります。
違反者は最大2年の禁錮、もしくは40,000バーツ(約14万円)の罰金、またはその両方が科されます。ただし、医療関係者、搬送される患者、医療用品・医薬品・ガソリン・新聞・郵便などの輸送に携わる人などは対象外とされています。
現段階では、この命令の解除時期は明示されていません。
参照元 : Bangkok Post
タイではこれまで行った閉鎖や要請を「lockdown(ロックダウン)」や「curfew(カーフュー)」ではないと強調してきました。しかし、今回遂にカーフューが行われる事態となりました。しかも無期限です。
日本でも「非常事態宣言が発令され、ロックダウンが起こるかもしれない」と、まことしやかに噂されていました。しかし、現実にはカラオケ、ライブハウス、バーやナイトクラブなどの自粛要請が出されたのみです。
法的措置による強制力を持って行動制限することと、各自の裁量に任せて行動制限するよう促すこと、どちらが良い結果を生むのか現時点では分かりません。
今、私たちにできることは、新型コロナウイルス感染防止のための意識を持ち、適切な行動を取るよう心掛ける。これに尽きると思います。
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