新型コロナウイルス感染者の増加に伴い、本日4月9日午後2時より部外者のパタヤへの立ち入りが制限される模様です。4月8日にチョンブリー県知事がパタヤ市長からの提案を承認しています。期間は少なくとも3週間とのことです。
先週末からチョンブリー県知事の命令により、チョンブリー県内のホテルは全て閉鎖されています。しかし、既に滞在している観光客は滞在を続けられます。最近到着した者は新型コロナウイルスに感染していないことを確認するため、健康チェックを受ける可能性があります。
パタヤ市内に入るための道路に5つの検問所を設置、車や人の行き来が24時間監視されます。パタヤ居住者や、パタヤで働く者、その他パタヤを訪れるのに正当な理由がある者が検問を通れます。通る際には申告が必要となり、検査を受けます。
パタヤ市内で働いている人は、雇用主が以下の情報を記入した書類を携帯し、提示する必要があります。
- 氏名
- IDナンバー、もしくはワークパミットとパスポート
- 電話番号
- 組織名、肩書き、住所
- 所属先の監督者を証明するサイン付の写真
その他一般の者は、各検問所の指示に従い、氏名、場所、時刻を申告する必要があります。外国人は検問所通過の際はパスポートの原本を提示する必要があり、コピーでは認められない場合があるとのことです。
また、合わせてパタヤ市内全ての地域でのマスク着用が義務化されます。現在タイで施行されている非常事態宣言による法令では、公共の場でマスクを着用しない場合、最高で10万バーツの罰金または最大1年の懲役が科せられる可能性があるとのことです。
現在、営業が許可されている企業や店舗では既にマスク着用が義務化されています。しかし、多くの地元住民が公共の場でマスクを着用していない姿が目撃されているようです。そのため、今回のマスク着用義務化が施行されるに至ったとのことです。
検問所5か所については参照元に地図が載っています。こちらには載せられないので、リンクをご参照ください。
参照元 : The Pattaya News
夜間の外出禁止令が出されてから約1週間、とうとう来るところまで来てしまった、といったところでしょうか。
今回の立ち入り制限はロックダウンとは呼称されていないものの、人の行き来が厳しく監視・制限されますので、実質的にはロックダウンと大差ないと考えられます。
日本では4月7日に緊急事態宣言が発令されました。それでも、法的な強制力はなく、結局のところ「自粛」を促すものでしかありません。タイの政策とは大きく異なっています。
私個人的には、日本でも強制力を持った制限をかけなければ事態の収拾ができないところまで来てしまっているのではないか、と考えています。なぜなら、このような局面になっても毎日変わらず会社へ出社し、今までと何一つ変わらず営業しているなど、実態は何も変わっていないからです。今の状況では到底、事態が変化するとは思えません。
雇われている身ですから、企業の方針には従わざるを得ません。正直、個人ではどうすることもできないでしょう。頭では分かっていても、行動は変わらない。自粛とは名ばかり。これが現時点での率直な私の感想です。
こんな境遇の方、私以外にも多くいらっしゃるのではないでしょうか?ただ、国が違えば政策も違う。どのような結果になるかは誰にも分かりません。
コメント