パタヤでは5月1日で閉鎖命令終了を検討との話が出ていましたが、その期限となりました。今後の方針が発表されていたのでご紹介します。また、4月30日までが期限だったアルコール類販売禁止についても述べられています。
まず、4月28日にプラユット首相がタイの非常事態宣言を5月31日まで延長することを発表しました。これにより、
- タイへの入国禁止
- 夜間外出禁止(午後10時~午前4時)
- 県境を越える移動の自粛
- 集会、イベントの禁止
これらの禁止事項や自粛要請は継続されることとなりました。そのため、パタヤの閉鎖命令が解除されるのは難しくなったといえます。しかし、この段階では、閉鎖が命令されている商業施設などの再開可否はまだ決定していませんでした。
その後、4月30日にタイ政府が5月3日から段階的に規制緩和を行っていくことを発表しました。マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、消毒液の提供、体温検査など条件付きではあるものの、飲食店や市場の営業が許可されていく模様です。ひとまず、5月3日より、
- レストラン、飲食店
- 市場、屋台
- スーパーやショッピングモール内の飲食エリア
- 公園、スポーツ施設
- 美容室、理容室
- ペット用サロン
上記の施設の営業が再開されます。
合わせて、アルコール類の販売禁止措置は5月31日まで延長されています。人が集まる要因と判断され、規制緩和の対象外となったようです。
これら規制緩和は14日間ごとに4段階に分けて範囲を広げていくとのことで、早ければ6月末には経済活動が完全に再開する見込みだとのことです。
上記は国が決定した指針であり、それを元に各自治体が規制の緩和を判断していくようです。
これを受けて、4月30日にパタヤでは市長が5月4日でパタヤ市内の検問所を終了し、5月5日から通常のアクセスに戻す予定であることを発表しました。これが実現した場合、当初の計画通り約3週間でパタヤへの立ち入り制限が解除されることとなります。
仮に、5月5日まで新型コロナウイルスの感染者が出なかった場合、パタヤでは約3週間、新規の感染者ゼロの状態が続いていることになるそうです。
参照元 : 日本経済新聞
参照元 : The Pattaya News
法的な強制力を持って外出を制限した国では、目に見えて効果が現れ始めています。経済的には大きな打撃をを受けてしまっているものの、日に日に新しい感染者が減っているのは非常に喜ばしいことです。
一方、日本では各自の判断に自粛を任せている状況が続いており、週末は公園が混雑しているだの、パチンコ屋が営業してるだの、といった問題が起こっており、非常に虚しさを感じます。
日本で事態が沈静化するには、まだまだ時間がかかりそうな気配が漂っています。仮にタイが一足先に経済活動を再開したとしても、入国できない状態が長く続きそうですね・・・。
5月5日追記
アルコール販売に関して、当初は期間延長とされていたものの、5月3日から持ち帰りのみで販売が再開されました。
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