バンコクの北にあるアユタヤ遺跡をご紹介します!1351年に興り、1767年にビルマに敗北し滅亡するまで、417年間栄えた、アユタヤ王朝の首都だった場所です。
今は遺跡群がアユタヤ歴史公園として整備されています。1991年にはユネスコ世界遺産に登録されるなど、非常に人気の高い観光スポットとなっています!
バンコクからは少し遠いですが、日帰りで行くことのできる距離です。探検がてら足を運び、タイの歴史を感じてみてはどうでしょうか?
そんなアユタヤ遺跡の見所を前編・後編に分けてご紹介します!こちらは後編です!
前編はこちらから!
場所・行き方
アユタヤ県にあります。バンコク中心部からは北に約80km離れています。
車で約1~1時間30分で到着します。基本的には車をチャーターして移動することになるでしょう。
電車で行くことも可能です。Hua Lamphong(フアランポーン)駅から乗車し、Ayutthaya(アユタヤ)駅に向かってください。所要時間は約1時間30分です。
他には、チャトゥチャックミニバスターミナル(モーチットバスターミナル向かい)からロットゥーで行くことも可能なようですが、未確認です。
今回はVELTRAのオプショナルツアーを利用しての旅行でした!7時に宿泊ホテルまで迎えに来てもらい、快適な旅行ができました。
ワット・マハタート
ワット・マハタートとは?
1369年~70年の2代ラーメスアン王が建てたという説と、1370~88年の3代ボロムラーチャー1世が建てたという説がある13世紀の重要な寺院の一つです。
かつては塔の頂上が黄金に輝いていたこの寺院もビルマ軍の侵略により廃墟と化し、今は木の根の間に埋め込まれた仏像の頭や、頭部がない仏像、崩れ落ちたレンガの壁や礼拝堂の土台が残るのみとなっています。
1956年の修復の際、塔の跡から数々の黄金仏や宝飾品などが発見され、これらは現在チャオ・サン・プラヤー国立博物館に展示されています。
ワット・マハタート(アユタヤ) | 【公式】タイ国政府観光庁
ワット・マハタートの様子
入口付近の様子です。奥にゲートが見えますね。
その手前には、当時の様子が再現された模型が置かれていました。かなり豪勢な寺院だったみたいなのですが・・・
ビルマとの戦争で完全に廃墟と化してしまっています。兵どもが夢の跡、といったところでしょうか。
奥へと進んでいきましょう!
ガイドブックには必ず載っている、木の根に埋まった仏像の頭です。本当にすっぽりと埋まっています。どうしてこんなことになったのでしょうか。
一説によると、ビルマとの戦争で破壊された仏像の頭が、木の根元にそのまま放置され、その後、木の根が成長してこのようになったのだとか。
すごく、根深い問題だ・・・木の根だけに。
この仏像と一緒に写真を撮るとき、注意しなければならないことがあります!
写真を撮る際は、自分の頭が仏像の頭の高さを超えないようにしましょう!
この仏像の頭の周りには監視員がいて、写真を撮ろうとすると「座って、頭を下げて!」といわれます。その指示に従いましょう!
周りを歩くと、破壊されてしまった寺院を見ることができます。
仏像が並んでいますが徹底的に破壊されており、頭がありません。ワット・チャイ・モンコンとは違った光景です。
周りを見ても、仏像は一体も残らず破壊し尽されています。無残としかいいようがありません。
当時、最先端の技術を持って建築されたであろう寺院も、今はボロボロです。いつか崩れてしまうのではないかと心配になる姿です。
強い力を持って栄えた分、それを崩そうとする力も強かったのでしょうね。
今は平和な時代になりましたが、こういう景色を見ると、今の自分はちゃんと生きられているのだろうか、などと色々と考えさせられるのでした。
基本情報
営業時間 : 8:00~18:00
拝観料 : 50バーツ
ウィハーン・プラモンコン・ボピット
ウィハーン・プラモンコン・ボピットとは?
1603年にラーマティボディ2世により作られた、タイ最大の高さ17mのブロンズ製の巨大な仏像を安置する塔堂です。
ビルマ軍に破壊されたあと、1951年の修理の際には仏像の体内から何百体もの小さな仏像が発見されました。
アユタヤの中心地では最も参拝者が多く、まわりには土産物屋、ろうそく、花などを売る屋台で賑わっています。
ウィハーン・プラモンコン・ボピット | 【公式】タイ国政府観光庁
ウィハーン・プラモンコン・ボピットの様子
ここは、前編でご紹介したワット・プラ・シーサンペットのすぐ南側にあります。
入る時は靴を脱いであがりましょう。
中はかなり涼しいです。日光を遮るものが何もないアユタヤの中では、暑くないため一息つけるスポットです。
今回往訪したときは催し事が行われている最中で、賑やかに楽器での演奏が行われていました!
進むとすぐに、金色の大きな仏像が見えてきました!
その高さは約17メートル!非常に大きい仏像です。この仏像、周りを歩いて見ることができます。
横から見ても金色に輝いています。
もちろん、後ろまでもれなく金色でピカピカです!一分の隙もありません!後姿もすごく神々しいです!
お祈りをしている現地の方々が大勢いますので、邪魔をしないように心掛け、観光を楽しみましょう!
基本情報
営業時間 : 8:30~16:30
拝観料 : 無料
ワット・ロカヤスタラーム
ワット・ロカヤスタラームとは?
アユタヤの西方、クン・ペーン・ハウスの北側のうっそうと生い茂る広大な草原に悠々と寝そべる高さ5m、全長28mの巨大寝釈迦仏です。
1956年に復元されたもので、80歳で入滅した仏陀をあらわしています。まわりには寺院も本堂もなく真っ青な空、澄みきった空気のもと、長い手足をゆったりと伸ばし、静かな笑みを浮かべているかのように横たわりながら、繁栄を続けたアユタヤ王朝から今に至るまで、時代の栄枯盛衰を見つめ続けています。
何ともいえない優しげで穏やかな表情と人間味あふれる姿に、現実をしばし忘れ、心がやすらぐことを実感します。
ワット・ロカヤスタラーム | 【公式】タイ国政府観光庁
ワット・ロカヤスタラームの様子
着いた瞬間に涅槃仏が出迎えてくれます!
涅槃仏は高さ約5メートル、全長約28メートルあります。ワット・ポーの涅槃仏は全長約46メートルですので、それに比べると小さいです。しかし、それでも迫力があります!
タイの仏像が寝ている理由を調べてみました。それは、
入滅(にゅうめつ)といって、高僧が死ぬ、もしくは生死を超越した境地に入る様子を表しているんだって!
まさに解脱の瞬間ということなんでしょうね。
全体的にかなり痛んでいるようですが、それでもお祈りに来ている現地の方々が大勢いました。
涅槃仏の後ろにも何かあるようなので、見てみることにしましょう!
そこには、当時の寺院が広がっていました。しかし、ビルマとの戦争によりほとんど破壊されてしまっています。今は大きな仏塔が残っているのみです。
どうやら、ここは当時のウボーソット(本堂)だったようです。説明の書かれた看板が立っていました。
以前はどのような姿だったのでしょうか。これだけの広さがあると、相当に豪華だったのだろうな、などと想像を膨らませましたが、ついに答えは出なかったのでした。
基本情報
営業時間 : 8:30~16:30
拝観料 : 無料
まとめ
バンコクの北約80kmにあるアユタヤ遺跡のご紹介でした!まだまだ遺跡はいっぱいありますが、今回、タコヘーが見てきた遺跡はこれで終了です。歩いて眺めてみるだけでも、当時の栄華を極めた都の様子が見て取れますね!
海外を楽しむ要素として、その国の文化や歴史に触れてみるということは非常に重要だと思います。アユタヤ遺跡はその文化・歴史に同時に触れられる観光スポットだといえます。
バンコクからは少し遠いですが、一度行っておいて損はない観光スポットです!
話は変わりますが、ワット・ロカヤスタームを見ると、絶対に思い浮かべる光景がありますよね。
タイグー!
実際、ここでストリートファイトしてたら絶対に罰があたるぞ!
バンコク(から北80km)も最高ー!!
前編はこちらから!
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