2018年1月にタイに行く前に、とある国に寄ってから行ったとお伝えしたと思います。写真で既にお分かりの方が多いと思いますが、その国は、
香港です!
実は香港はタコヘーが初めて海外旅行に行こうとした時に、候補地で最後まで迷った場所だったのでした。結局、その時は予算やフライトの都合から香港ではなく、インドネシアのバリ島に行くことになりました。
その時はこんなところに行ったり、
こんなことをして楽しんできました。
今回はそこで断念して以来、もう行かないだろうと思っていた香港にトライということになりました!
気付けば避けて通ったと思った道に戻ってきているものなのさ。
今回は旅行記4番外編ということで、タイ旅行前の香港旅行での出来事を何回かに分けて紹介していきたいと思います。
記憶が曖昧な部分が多く、タイ旅行記よりは簡単に書いて行きますがご了承ください。今のところ3~4回に分けて投稿することを予定しています!
香港旅行後のタイ旅行記はこちらから!
香港旅行初日 朝
空港に行くまでのことはタイ旅行記4に書いてありますので割愛します。電車トラブルに見舞われながらも、何とかフライトには間に合いました。
乗ったのはキャセイパシフィック航空という、香港を拠点とする航空会社の飛行機です。値段がそこまで高くない、お得なFSC(フルサービスキャリア)でした。
- 往路(成田→香港 香港→バンコク)
- 復路(バンコク→香港 香港→羽田)
エクスペディアで周遊チケットを安いルートを吟味して購入しました。往路は成田空港発の復路は羽田空港着という若干変則的なルートです。航空券料金は約67,000円でした。
なかなか安い気がする!
約5時間のフライトを経て、香港国際空港に到着しました。
特に独特な匂いはしないな・・・。
タイと違って空港に降りても特に匂いは感じません。香港国際空港はすごく普通の綺麗な空港でした。
空港を出てバスに乗車
まずはホテルを予約している油麻地(ヤウマーテイ)を目指します。初めてのタイ旅行で迷いに迷った教訓を活かし、移動手段は事前に調べてあります。今回はバスで行くと決めています。
バス停に到着すると、かなりの人だかりができていました。乗りたいのはA21バスです。写真の奥に乗り場が見えます。
九龍(クーロン)地区行きのA21バスに無事に乗り込むことができました。バス停に着いたのが14時30分で、その5分後にはバスに乗車していました。
多くの人が並んでいましたが、全員が問題なく乗車完了です。香港のバスは2階建てでとにかくサイズが大きいので、心配はいらないのです。
景色を楽しみたくて、迷わず2階に乗ったよ!
香港国際空港から市内までは約35km離れています。空港からは空港バスもしくは香港エアポートエクスプレスのどちらかで行くと分かりやすいと思います。
- A21空港バスの場合
- 市内(九龍地区)までの所要時間は約1時間で料金は33香港ドル(約446円)
- エアポートエクスプレスの場合
- 市内(九龍)までの所要時間は約22分で料金は105香港ドル(約1,418円)
※記事投稿時点の為替レート1HK$ = 13.50円で計算しています。
所要時間と料金のバランスが絶妙すぎる・・・。
ちなみに、タコヘーが行った当時は1HK$ = 14円くらいだったよ!
どちらも乗るのは全く難しくありません!時間や財布と相談し、好きな移動手段を選ぶと良いでしょう。
バスに乗って最初は近未来的な建物ばかりが目に入ってきていたのですが、
目的地の近くまで来ると、古びた建物を多く見るようになりました。ローカル感のある建物のほうが海外を感じられて趣がありますね。
香港市内へ到着
事前に調べていたとおり、約1時間でバスは目的地に到着しました。しかし、油麻地(ヤウマーテイ)で降りるつもりが旺角(モンコック)で降りてしまったのでした。
焦って一つ手前で降りちまったよ。
ここからでも問題なくホテルには行けますので、歩いていくことにしました。道中のローカル感のある景色とは違って、再び近未来的な建物が立ち並ぶエリアに来たようでした。
それもそのはず、ここは彌敦道(ネイザンロード)といって、ホテル・レストラン・ショップなどが数多く立ち並ぶ、香港のメインストリートなのです。
・・・というか、香港、寒ッ!
成田から約2,900km離れており、それなりに南側に来たと思っていましたが気温は約10度前後です。日本よりは暖かいですが、予想していたよりもかなり低く、寒さを感じる気温なのでした。
ホテルに到着
バスを降りてから少し迷いながらも約15分歩いたところで、今回宿泊するホテル「ホテルMK(MK酒店) 」に到着しました。
ネイザンロードから約10mしか離れておらず、好立地です。そして、外観もそれなりに綺麗でかなり期待ができそうです!
チェックインを済ませ、さっそく部屋に入っていきます。
するとビックリ!
めちゃめちゃ狭い!そして窓がない!
部屋にあるのはベッドだけです。キャリーバッグを広げるスペースはなく、ベッドの上に置いて広げるしかありません。
トイレとシャワーは完全に同じ部屋にあり、シャワーを使った瞬間に水浸し確定です。
アメニティなどは一切なく、必要最低限の設備があるのみです。シャワーを使う場合、お湯を沸かすと一定量がタンクに溜まります。使い続けてお湯がなくなると水になってしまう仕組みとなっています。
つまり、シャワーを使う際、止めずに流し続けていると数分で水しか出てこなくなるということです。
朝シャワーした時に見事に罠にはまり、震えながら水を浴びるハメになりました。香港のシャワーの特徴なのでしょうか。
11階フロアから見た眺望です。古き良き街並みが見えて良い感じです。
今回はこのホテルに3泊します。料金は1泊約6,400円でした。これは安いのでしょうか、高いのでしょうか・・・?
なんか微妙な感じだな・・・。
※香港に住んでいる方に聞いたのですが、香港の家賃相場は日本と比べ物にならないほど高いそうです。なので、部屋は狭いですがこの便利な立地で6,000円台は良心的だと後から思いました。
気を取り直して、街を探索
ホテルに荷物を置いた後は街を探索に出かけます。ホテルを出て周辺を歩いていると、急にバスケットコートが現れました。そこでは現地の若者が楽しそうに遊んでいました。
日本ではこんな都会にバスケットコートを見る機会はなかなかありませんよね。
昔、秋葉原の駅前にあったけど今はもうないもんな。
その後は散歩がてら、ネイザンロードをひたすら南へ歩いていきます。
道中、あの有名な「Superdry 極度乾燥(しなさい)」の路面店を発見しました。調べてみるとイギリスのブランドとのことですが、この胡散臭さが妙に香港の街にマッチしていると感じたのを覚えています。
尖沙咀(チムサーチョイ)の辺りでは古びた建物に高級ブランドや有名飲食店が入り賑わっている、なんとも新鮮な光景を見ることができました。
目的地は・・・?
そしてやってきたのはこちら、重慶大廈(チョンキンマンション)です。
チョンキンマンションと呼ばれるこの雑居ビルには両替屋・カレー屋・雑貨屋・化粧品屋・ホテルなど、多くのお店が入っています。かなり雑多です。
ここの両替レートがとにかく良い!とのことで、さっそく両替をしにやってきたのでした。
この感じ、どうでしょうか!?
もう、見た目からして怪しすぎる!
両替屋のレートはかなり良かったです。しかし、ビルの入口付近にある両替屋は極端にレートが悪いので要注意です。少し中に入っただけで大幅にレートが良くなります。
両替屋は何件もありますので、見比べながら一番良いレートのお店を見つけてみるのも楽しみの一つです。
インド人やパキスタン人が多いようで、いたるところにカレー屋があります。香港でカレー屋というミスマッチ加減と、お店の古びた感じがチョンキンマンションの得体の知れなさを強くしています。
売っているもの自体は普通のものなのでしょうが、売っている人たちやどこから仕入れてきたのかを考えだすと、だんだんと疑心暗鬼になってきます。
以前存在したスラム、九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)もこのような雰囲気だったのでしょうか。今はもうなくなってしまっているので知る由もありませんが・・・。
写真を撮りまくっていると、そのうち誰かに絡まれるんじゃないかと思えてくるほど怪しげな雰囲気が漂っていたので、控えめに撮影してさっさと退散しました。
ガーデン・オブ・スターズへ
チョンキンマンションから近い観光地がないか探していたところ、ちょうど良いところを見つけました。
それは尖東(チムトン)にあるガーデン・オブ・スターズ(星光花園)です。チョンキンマンションから歩いて10分もかかりませんでした。写真左側に見覚えのある銅像が見えますよね。
香港スターで武術の達人のブルース・リーです!すごい躍動感です。今にも動き出しそうな気配がします。
近くで見ると迫力があって良い感じです。それにしても素晴らしい肉体ですね。細マッチョのお手本のような体型です。
香港の歌手、アニタ・ムイの銅像も設置されていました。
他には香港電影金像奨のブロンズ像をかたどった銅像が置かれていました。神秘的な雰囲気のある像でした。
香港電影金像奨は香港で開催される映画賞の授賞式典の一つで、香港アカデミー賞と称されるそうです。
※この時はアベニュー・オブ・スターズ(星光大道)がリニューアル工事中だったため、ガーデン・オブ・スターズへ銅像が移転されていました。2019年1月末に工事が完了し今は全ての銅像がビクトリアハーバー沿いに戻っています。
時刻は18時を過ぎたところです。香港島に立ち並んでいるビルがライトアップされ始めたように見えました。
もう少し暗くなった後、あのビル群を高いところから眺めたら最高だろうなと思い、夕食を済ませた後はあの場所に行こうと考えたのでした!
その2へ続く
今回はここまでです!
香港に無事に辿り着いたタコヘー。ホテルは激狭でしたが、気を取り直して街を探索し始めます。段々と日が暮れ始め、夜が顔を出し始めました。夜の香港といえば何を思い浮かべるでしょうか。
そう、夜景です!
ということで、世界三大夜景のうちの一つを見に、夜はあの場所へ行ってみることにしたのでした。そして翌日はカジノで有名なあの場所に行きます!
続きはこちらから!
コメント
タコへーさん、こんにちは
この記事を見てびっくりしました。
私も数年前香港に行ったのですが、そのときに泊まったホテルがMKホテルでした。
足取りも最初A21バスを使われたとのことですが、私も全く同じ。
チョンキンマンションで交換して、チムトンのブルース・リーを見て・・・
変な喩えですが、『この記事、私が書いったっけ??!』と思っちゃうくらいでした。
その後私は香港経由でたしかベトナムへ行きましたが、トランジットで使ったというところも同じ。
なんだかタコへーさんのブログを見ていると自分とオーバーラップするところが多くてびっくりします。
なかなか海外含めて動きづらい状態ではありますが、文章で楽しませてくださるタコへーさんを応援しておりますので、これからも楽しい記事を期待しています(^^)
ではでは
タコ店長さん
こんばんは!いつもブログ読んでいただいてありがとうございます!
タコ店長さんも香港に行かれて、しかも同じホテルだったんですね!しかも、空港からの足やその後のルートまで丸かぶりとは(笑)なんたる偶然でしょうか!
どれも近くにあってついでに寄れる場所なので、行きやすいというのはあるにしてもルートが同じというのは運命的なものを感じますね。
もしかすると、タコ店長さんとは旅先での趣味が非常に合うのかもしれませんね!嬉しい限りです。
仰るとおりで、もうここ数年は全く海外に行けなさそうなのでしばらくは自分の思い出話シリーズになるかと思いますが、もし良かったらこれからも読んでいただけると嬉しいです!
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!