この記事は2017年1月タイ旅行記 その6の続きです。
タイ旅行最終日。午前中は寺院を観光し、そのスケールの大きさに驚いたタコヘー。しかし、帰国までの時間は刻一刻と近づいています。午後はタイの中心地を観光することにしました。
夜は空港へ向かい、いよいよ日本へ帰国します。タイ旅行を終え、どのような心境の変化があったのか?
そこからの続きです!
MBKセンター
荷物を回収した後は、タイの中心地を見てみることにしました。時刻は15時前です。
まずは有名なMBKセンターに向かうことに。この周辺はYさんとサイアムセンターのフードコートで食事をしただけで、その他は全く見て回っていませんでした。
MBKに入ってみてそこで目にしたのは、すごく色々な物が並んでいる屋台の数々でした。同時にタイの露店・屋台は大体どこも同じような売り方をするのが分かったのでした。
この雑多な感じは2日目の夜に見たパッポン・ナイトマーケットを彷彿とさせますが、建物の中にいるからなのか、それとも慣れたからなのか、怪しさはそれほど感じませんでした。
この通路は一体どれだけ長く続いているのでしょうか。既に荷物を回収しリュックを背負った状態なので全てを見て回るのは断念しました。
歩いていると、ミスドを発見しました。タイには本当に何でもありますね。今回の旅行で、タイに日本企業が多数進出しているのは実際に見て感じていました。それでも、海外で日本で馴染みの光景が急に現れるとビックリするものです。
MBKセンターは観光客だけでなく、タイ人も多数いて賑わっていました。地元の人が集まるエリアであることが分かったのでした。
東急百貨店
MBKの隣には東急百貨店がありました。日本の百貨店が普通にタイに進出しているのに驚きました。やはり日本発のお店やブランドを見ると言い知れぬ安心感を覚えるのでした。
遅めの昼食
その後もブラブラしていると、MBKの1階入口に人だかりを発見。一体、何があるのでしょうか。
ここではタイ料理を中心とする屋台がひしめき合っていたのでした。ここで遅めの昼食を取ることに。
トムヤムチキンヌードルスープを注文しました。70バーツと今思えば結構高いのですが、やっぱりタイの屋台は安いなー!と思いながら食べたのでした。
味はというと、観光客向けの辛さになっており、激辛ではありませんでした。
美味しく食べられたのですが、様々な屋台が集まっているせいか、エリア一帯がかなりの臭いを発しており大量のハエが飛んでいるのが気になって大変でした。
何だあれは?
トムヤムヌードルを食べ終わり、またブラブラしているとMBK向かいの建物にペインティングをしている人がいました。三つ目の赤ん坊の絵なのでしょうか?すごく特徴的で、何となく惹かれたのでした。
さすが都心バンコク、これがタイの流行の最先端なのか、そんなことを考えながら歩いていた気がします。
(後から調べて分かったのですが、この絵はアレックス・フェイス(ALEX FACE)という方の作品だそうです。これが描かれていたのはバンコク芸術文化センターでした。その後、タイに来て何度もこの人の絵を見ることになるとは、この時は知る由もありません・・・。)
スーパーマーケットへ
お土産を買うのをすっかり忘れていたため、MBKにあるスーパーマーケットに向かいました。目当てはお菓子です。本当に色々なお菓子が並んでいて、あちこち目を奪われます。
ラーブ味・トムヤムクン味のプリッツやレイズのポテトチップス、デンティスの歯磨き粉を購入。
プリッツはお土産にオススメです。箱で配れるのでインパクトがあるにも関わらず、めちゃめちゃ値段が安いです。
ただし、持ち帰るときに衝撃で中身を折らないように注意しなければいけません。これが多少面倒です。
(余談ですが、ここでデンティスに出会ってから、今に至るまでずっと使い続けています。そして、これからも使い続けるのでしょう。本当に良い歯磨き粉です。)
タイで初めてのスーパーがいきなりセルフレジでした。これはさすがに無謀でした。何も分からずフリーズしていたら店員さんが助けてくれました。本当、タイの人たちは優しいですよね。
実際は外人が列を詰まらせていて、見るに耐えられなくなっただけなのかも知れませんがね・・・。
周辺ショッピングモールを散策
その後は目についたショッピングモールを適当に散策し、時間を潰しました。
サイアムディスカバリーです。ここで驚いたのは、この超お洒落で近代的な空間です。こんな場所、日本にはありませんよね。
タイの中心ってもしかして、日本よりも進んでいるんじゃないか?そう思ったのでした。
店内には高級感が溢れています。先程行ったMBKとは大きく違っていて、少し戸惑いました。
定番ドメスティックブランドのファクトタムがテナント入居しており、その商品が売られていました。
しかし、ここはタイです。ファクトタムはドメスティックブランドではなく、インポートブランドと化してしまっていたのでした。などとくだらないことを考えながら売り場を回っていました。
ちなみに値段は普通に高く日本で見ているのと全く代わり映えしなかったため、すぐに売り場を後にしました。
他にも、サイアムパラゴンや、
サイアムセンターを少し覗きましたが、これといってめぼしいものはありませんでした。どちらも高級な百貨店です。
しかし、日本でも見られるブランドや、高級なものを見ていても全く面白く感じませんでした。
最後の晩餐
時刻は18時と、段々と帰る時間が近づいてきました。辺りは既に暗くなり始めています。
深夜便フライトとはいえ、日が変わるまでには空港に辿り着く必要があります。余裕を持って到着できるよう、少しでも空港に近い場所へ移動することにしたのでした。
まず、近くにあったマッサージ屋でフットマッサージを受けました。
パタヤで歩行困難に陥った苦い経験を活かし、痛い時は痛いと伝えるようにしたところ、すごく気持ちよいマッサージを受けることができたのでした。最高でした。
その後は帰るギリギリまで海外を感じていたい、そう思ったのでタイ旅行初日に入れなかったライブバーに行くことにしました。
サキソフォンというジャズバーがあるのを調べていたため、そこに向かうことにしたのでした。
ここでタイ最後の夕食やビールを楽しみ、合わせてジャズ演奏も楽しみ、タイ最後の余韻に浸りました。
すごくお洒落なのにかかるのは飲食料金のみです。こんな空間、日本にはありません。まさに海外旅行の醍醐味です。
サキソフォンの最寄駅はヴィクトリーモニュメント駅です。お店を出てから、そのモニュメントを見てみることにしました。
初めてタイに着いた時に強制的に降ろされたヴィクトリーモニュメントに、帰り間際にもやってくることになるとは何の因果なのでしょうか。
最初は苦戦させられたこの場所。本当に焦りましたし、彷徨いました。タイに来なければ良かったとさえ思いました。
しかし、今となっては良い思い出です。ここで降ろされたおかげで、右も左も分からないながらも、自分の力で何とかするという経験ができたのですから。また、バンコクの地理もある程度理解することができました。
名残惜しさを感じつつも、この場所を後にしたのでした。
空港へ
21時を過ぎた頃、バスに乗り空港に向かうことにしました。事前にバス停を調べておいたので、今回はスムーズです。同じ轍は踏みません。成長したものです。
ドンムアン空港に到着してしまいました。色々あったタイ旅行もついに終わりを迎えます。
チェックインが完了し、後は飛行機が来るのを待つのみとなりました。この時間は色々な気持ちが錯綜し、何とも言えません。
来たばかりの時の気持ちに反して、帰りにこんなに後ろ髪を引かれることになるなんて誰が想像できたでしょうか。
いよいよ飛行機に搭乗します。帰りも行きと同様、スクートでのフライトでした。日中の疲れと深夜であることが重なり、すぐに眠りに付きました。
これにてタイ一人旅は終了です。
日本に到着
日本に帰国してまず最初に思ったのは「寒い」ということです。あまりにも気温が違いすぎます。この寒さで、日本に帰ってきたという現実に一発で引き戻されました。
車を回収後、まだ旅行気分が抜けなかったので少し遠回りをして帰ることにしました。これは牛久大仏です。成田空港から1時間もかからずに到着できました。
とにかくでかいです!・・・が、それを見ていても、どこか放心状態なのでした。
寄り道しながらも、夜には無事に自宅へ帰ってきました。
こうして、初めての一人海外旅行が終了しました。
旅を終えて
この旅行では2つの「衝撃」を受けたのでした。
1つ目は、タイという国への衝撃です。
タイでは日本と違った文化を見ることができました。同じアジア圏といえども、タイで触れ合う人の優しさや陽気さは日本で味わうことはできません。人情味溢れる国民性はどこか癖になるものがあります。
また、夜の街(特にソイカウボーイ)のとんでもないぶっ飛び具合には本当に驚かされました。加えて、テーメーカフェやロイヤルガーデンホームホテルなど、自分の予想の斜め上を行く夜のスポットがたくさんあり、まさにお祭り状態です。
このように様々な面から見て、タイは素晴らしい国だったのでした。
帰ってきたばかりなのにまたすぐにでも戻りたい。夜の喧騒が恋しい。そんな気持ちが湧き上がってきました。
既にタイを気に入っていたことは間違いなかったのでした。
色々大変なこともあったけど、最終的には本当に楽しかった。海外旅行に一人で行けたということが自分の経験値を上げてくれたように感じました。実際、自分のキャパシティが上がったことは間違いないといえるでしょう。
2つ目は、自分の心の弱さへの衝撃です。
帰ってきて旅行を振り返った時、最初に浮かんだ気持ちは「後悔」でした。特に夜の街で遊んだ時に、守りに入ってしまったことが情けなくて仕方ありませんでした。
何とも不純なシチュエーションかもしれませんが、これがとにかく頭から離れないのです。
誰も自分を知らず、知り合いなどいるはずもない遠い海外の地で、自分を捨てきれずに、やろうと考えたこともできないまま帰ってきてしまった。
事情があって断念したのではなく、単純にできなかったのです。その場で浮かんだのはやらない言い訳ばかり。
そういえば、以前旅行に行った時、現地の観光地で可愛い子と何度も遭遇して声を掛けるようになったのに、結局誘わずじまい。その後姿を見ることはなくなってしまったことを思い出しました。
断られても何の損もないのに食事や飲みに誘う勇気がなく、一度後悔したはず。なのに、結局同じことの繰り返しではないか。
改めて自分の不甲斐なさ、勇気のなさにガッカリしたのでした。
このままではいけない。自分を変えないと。
何かをやって後悔するならまだしも、やらずに後悔してはいけない。
まずは私生活や仕事の面から、その性格を変えていこう。
そう考えました。
今回のタイ旅行は自分の性格を見つめ直す転機となったのでした。
そして、いつになるかは分かりませんが、次回からは二度とこんなことのないよう、タイにリベンジすることを誓いました。
意外にも、その機会は早くやってくることになるのですが・・・。
今回のテーマである「衝撃」にはこれらの発見や心境の変化が込められています。
終わりに
7回にわたって投稿した2017年タイ旅行記はこれにて終了です!当初の予定より少し多くなってしまいましたが、長きに渡りご覧いただき、本当にありがとうございました!
旅行中に撮影した写真を全て引っ張り出してきて確認していたのですが、当時の気持ちや出来事が湧き上がってきて、懐かしさを感じながら今回の記事を書くことができました。まるで初心に帰った気分です。
昔の写真を持っている方は、時々見返してみてはいかがでしょうか?当時の情景が浮かび上がってきて、新鮮な気持ちになれることでしょう!
何かのきっかけを掴むためにフラっと一人で海外旅行に出かけてみるのは非常にオススメです。
タコヘーは今回の旅行が自分の性格を見つめ直すきっかけとなりました。その分、夜の街にもハマってしまったのですが・・・笑
出かける国の一つとして、タイが候補に入ると幸いです。今回の旅行記を読んでいただいて、そう思ってくれる方が一人でもいればよりいっそう嬉しいです。
今回の旅行での後悔は、今の生活に役立っていると断言できます。以前と比べて何もせずに終わることが少なくなりましたし、何よりブログを始めたのは根底にこの考えがあったからこそです。
ここまで本当にありがとうございました。
後日、番外編を公開する予定です。もう少しだけお付き合いください。
番外編はこちらから!
次のタイ旅行記はこちらから!
コメント
タコへーさん、お疲れ様でした!楽しく拝読させていただきました。
まったく同感で、旅はひとを成長させてくれますね。
私の初海外は学生時代のヨーロッパで、ドイツ語・フランス語はおろか英語もろくにできないまま一か月半ひとりで転々としておりましたが、その時の経験はかけがえのないものです。
おかげで子供たちが成人して初老になった今でも、ひとりであちこちへ出かけて(夜の?)異文化交流を楽しめておりますよ。
この連休中は、9月のバリ島行き、年末年始のタイ行きのキャンセル・フライト変更の連絡への対応でバタバタでした・・10月のエアアジアのタイ行きも無理そうですね・・
早く海外へ出たいですが、私見では年内はもう厳しいかと思っています。
今後もブログを楽しみにしてますっ!
Takaoさん
いつもコメントありがとうございます!
長くなってしまいましたが、何とか書き終えることができました。最後まで読んでいただいてありがとうございました!
初海外がヨーロッパとはすごいです!値段や言語の面でハードルが高く感じてしまって、選択肢には入りませんでした。
しかも1ヶ月半とは、いきなり上級者ですね!きっと一生忘れられない旅になったんでしょうね。その時の経験がずっと活きているということ、すごく参考になります。
若いうちから異文化交流の楽しさを知っておくと人生の幅が広がりますねー!生涯現役で楽しんじゃいましょう!笑
気がつけばもう8月・・・このままでは9月も10月も厳しそうですよね。LCCは経営もかなり厳しそうで、キャリアが様変わりしてしまう可能性すら出てきましたね。Takaoさんから見ても年内は厳しそうですか。
私もいつも時間が空くと海外旅行のことばかり考えています。本当、いつになることやら・・・。
また今後も読んでいただけると嬉しいです!よろしくお願いします!